wi-fiエリア拡大の為に延長アンテナとしてヘンテナを自作、設置した

自宅にwifi電波が弱くて安定しないエリアが有ることが判りました。
ネット接続をしていると思い込んで使用していたスマホが、実際には回線使用をしていてデータを大量に消費していたのです。
そこでスマホを使って家中のwifi電波の状況を調べたら、肝心のくつろぐ時間帯に使用している二部屋にwifi電波の安定しないスポットが有る事が判明しました。
この二部屋にwifi電波を安定して届けたいと、wi-fi ブースターなども考えましたが、コストを抑えるために特殊な指向性アンテナ・ヘンテナを自作、設置することにしました。
・Wi-Fi電波の飛距離を延長する方法
・アンテナで特定スポットに電波を届ける
・指向性アンテナ・ヘンテナの自作
素人が無線機器を改造して使用すると電波法違反になります。
Wi-Fiルーターを改造しないで、簡単・合法的に特定のスポットに電波を届けるには、この方法か反射板しかないと考え、実行することにしました。
もくじ
Wi-Fi電波の飛距離を延長してエリアを拡大する方法
Wi-Fi電波の飛距離を延長してエリアを拡大する方法には次の方法が考えられます。
1,中継機(リピーター)を増設する
(リピーター代金が必要なのと、わずか二部屋の電波状況の改善には大げさすぎる)
2,ルーターにアンテナケーブルを接続して、アンテナをつける
(我が家のルーターにはアンテナケーブルを接続するコネクタが無い!)
3,ルーターの背面に特定スポットに向けて反射板(リフレクタ)を設置する
4,ルーター近くに受信アンテナを設置して放射用アンテナとの間をケーブルで繋ぐ
2,のルーターの改造は電波法違反となり、4,の方法を採用する事にします。
上記の4番はWiFi 無線LAN 延長アンテナケーブル 自作 【ロジテック LAN-W300N/PR5W 分解】を参考にさせていただきました。
筆者は電波音叉による延長だと言ってみえます。
指向性アンテナ・ヘンテナを自作した
指向性を持つ特殊アンテナ・ヘンテナを自作しました。
ヘンテナの前方利得は半波長ダイポールアンテナと比較すると約3.0[dBd]あり、4エレメントの八木アンテナに相当するそうです。
下図が自作したヘンテナです。キャビカルクワッドアンテナの変形?みたいなアンテナです。

自作したwifiヘンテナの受信用(左)と放射用(右)です
ヘンテナの寸法は「WiFi用のアンテナを作成(準備)」からいただきました。
周囲のエレメントは直径約1.5ミリのエナメル線を使用してハンダ付けしました。
縦の長辺が約61.2ミリ、横幅が約20.4ミリ、給電点は下からそれぞれ12.2ミリ上がった2か所にハンダ付けです。
受信用ヘンテナ(左)は扱いやすいように、使わなくなったカードの薄いプラスチック板に荷作り用透明テープで張り付けました。
放射用ヘンテナ(右)は指向性があるために自立させるために、少し厚めのアクリル板に張り付けました。
受信用ヘンテナの設置はルーターにセロテープで止めるだけ
下図は受信用ヘンテナ(上図の左側)をルーターの内臓アンテナの近くにセロテープで止めて設置した画像です。

wifiルーター近くに設置した受信用アンテナのヘンテナ
アンテナは普通は同軸ケーブルで結合します。
しかし、この特殊なアンテナ「ヘンテナ」は均等アンテナなのに同軸ケーブルは不均等です。
そのうえ、同軸ケーブルは高価で、太いために室内での引き回しが大変です。
なので、WiFi 無線LAN 延長アンテナケーブル 自作 【ロジテック LAN-W300N/PR5W 分解】を参考に2本のより線でアンテナ間を結合させました。
後は、放射用ヘンテナをwifi電波が安定しないスポットの近くに設置するだけです。
細いとはいえケーブルの引き回しが大変なために、結果は次の休日明けにお届けします。
楽しみにお持ちください。
wi-fiエリア拡大の為に延長アンテナとしてヘンテナを自作、設置したのまとめ
自宅の中にwifi電波が弱くて安定しないエリアが有ることが判りました。
てっきりwi-fiでネット接続をしていると思い込んで使用していたスマホが、実は回線使用をしていてデータを大量に消費をしていたのです。
なんとか、電波の弱い場所にwifi電波を安定して届けたいとヘンテナを自作しました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 マサミ
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