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メダカのアンモニア中毒!症状と原因、治療法はある?予防と対策も

 
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水中をマイペースで思い思いに泳いでいるメダカを見て、心身ともに癒されているメダ活じいさんです。

あなたは、メダカがくるくると回転するように泳いだり、ふらふらとふらつきが見られたり、いつもと違う泳ぎを見たことは有りませんか?

このような場合は、メダカのアンモニア中毒を疑う必要があります。

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この記事は、次の事について書いています。

・アンモニア中毒の症状原因
・アンモニア中毒は予防が最重要
・アンモニア中毒の治療法はあるの?

ただし、産卵期の早朝にオスがメスの前でクルクルと回りながら、産卵を促すラブコールを送っている場合は、アンモニア中毒ではありませんので、ご安心ください。

まずは、メダカの突然死を招くアンモニア中毒の症状や後遺症について・・・。

メダカのアンモニア中毒の症状と後遺症

アンモニア中毒のメダカはどんな症状を表すのでしょうか?

・くるくると回転するように泳ぐ

・泳ぎにふらつきが見られる

・あえぐような呼吸をする

・力なく傾いて泳ぐ

・泳ぎや行動が鈍くなる

・水面近くをボーッと漂っている

・水底で動かなくなる

上記のように、いつもと違う泳ぎを見たらアンモニア中毒を疑ってください。

アンモニア中毒は水槽全体のメダカに影響が及びます

アンモニア中毒は発見が遅れると、水槽全体のメダカの突然死を招きます。

弱い個体からバタバタと死んでいくのです。

発見が早くて治療が功を奏しても、背筋が曲がってしまう等の後遺症を残すことがあります。

メダカがアンモニア中毒になる原因

メダカがアンモニア中毒になる原因は、飼育水のアンモニア濃度が高くなったことが原因です。

では、なぜ水槽内でアンモニアが発生するのでしょうか?

水槽内でアンモニアが発生する原因

アンモニアが発生するのは、メダカの糞や食べ残しの餌、水草の腐敗などが原因と言われています。

日本信州メダカさんのブログには、次のように書いてあります。

メダカは基本的にはエラからアンモニアを排出します!

糞からアンモニアが出ると言われますが、確かに少量は出ると思いますが、基本的にはエラです。

https://ameblo.jp/nihonshinshumedaka/entry-12724267596.html

ヒトの場合は肝臓でアンモニアを無毒にして尿から排出します。

メダカはエラから直接アンモニアを排出しているのでしょうか?

 

いずれにしても、メダカにとっては水槽内が全世界なのですから、アンモニアがエラから出ようが、糞や食べ残した餌が原因であろうが、水槽内のアンモニアを何とかしないと生きていけないわけです。

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アンモニアを無毒化するバクテリア

アンモニアは猛毒で、少量でも発生するとメダカのストレスになります。

では、頻繁に水替えをしなければならないのでしょうか?

 

アンモニアは猛毒ですが、実は水槽内のバクテリアが無毒化してくれます。

アンモニア→亜硝酸(毒性が弱い)→硝酸(無毒)

上記が「ろ過バクテリア」の硝化菌によるアンモニアの硝化作用の仕組みです。

→は、バクテリアの働きによるものです。

 

バクテリアによる水の浄化作用を生物濾過といいいます。

バクテリアはフィルターや底砂利、水草などあらゆる場所に定着します。

バクテリアが居なかったり流出や死滅するとアンモニア濃度が上がる

普通、バクテリアの繁殖には時間がかかります。

ですから立ち上げた直後の水槽には、バクテリアが住み着いて居ません。

立ち上げ直後の水槽は、1週間に1~2回、半分ほどの水換えをしてアンモニア濃度を下げてやる必要があります。

また、人為的に大量の水換えを行ったり、雨などで大量の水の流入があると、バクテリアが流出してしまうので注意が必要です。

意外に思われるかもしれませんが、フィルターを水道水で洗浄しても塩素によってバクテリアが死滅します。

フィルターは水道水ではなく、綺麗な飼育水で洗うなどして、十分に注意してください。

対策はアンモニア中毒のメダカを見つけたら飼育水のアンモニア濃度を下げる

アンモニア中毒のメダカを1匹でも見つけたら、直ちにやるべきはアンモニア濃度を強制的に下げる事ができる水替えを行います。

通常の水替えより多めに水替えをして、アンモニア濃度を物理的に下げます。

しかし、アンモニア濃度が高くなった原因を取り除いてはいないので、最初の内は立ち上げ直後の水槽のように頻繁に水替えを行ってください。

アンモニアを減らすにはゼオライトも有効

ゼオライトという多孔質の穴がたくさん開いた鉱物を使うとアンモニアを減らすことができます。

ゼオライトはアンモニアを吸着する作用があると言われており、下記のようにバクテリアの住処にもなります。

バクテリアは表面が凸凹したものに定住しやすいので、フィルター内のろ材や底床材について一度、見直してみてましょう。

アンモニア中毒のメダカの治療法

アンモニア中毒にかかったメダカの治療薬は有りません。

また、治療方法も確立していません。

アンモニア中毒の症状が出た時点で、水換えをしても遅い場合が多々あります。

発症したメダカは、ほぼ死んでしまうと言われています。

しかし、メダ活じいさんは塩水浴でアンモニア中毒のメダカを回復させた経験があります。

塩水浴でアンモニア中毒のメダカを回復させた2回の経験

塩水浴でアンモニア中毒のメダカを回復させた2回の経験を書いてみます。

【1】発見した個体は最初、水面近くを少し右に傾いて飼育容器の淵をなぞるようにボ-ッと同じ速度でゆっくり泳いでいました。

明らか他のメダカの泳ぎとは違うのです。

隔離した後は、突然狂ったように動き出したりしていたのですが、塩水浴で回復させました。

塩水浴に関しては、メダカを塩浴させる意義をご覧ください。(ただ、ひたすら体力を温存して回復を待つのです)

 

【2】後日、飼育槽の一つでメダカの幼魚が大量死しました。

生き残っているメダカは個体によって症状はまちまちですが、どう見てもアンモニア中毒です。

中には、普通に泳いでいる個体もいます。

そこで数十匹のアンモニア中毒に罹っているメダカを隔離して塩水浴をしました。

治療の甲斐なく星になったメダカもいますが、元気になったメダカもいます。

死を免れた幼魚の中には、(長い期間、横になって水面に浮いていた為か)背骨が曲がったまま・・・という後遺症の残った子達もいます。

今は後遺症の残った子達も、他のメダカと一緒に元気に泳いでいます。

メダカのアンモニア中毒は予防が大切

上記のようにアンモニア中毒にかかったメダカの治療薬は有りませんし、治療方法も確立していません。

ですから、アンモニア中毒に関しては予防が極めて重要なのです。

 

アンモニア中毒の予防としてヒトができる事

アンモニア中毒の予防としてヒトができる事は、水槽内の腐敗物質をできるだけ取り除くことです。

餌の食べ残し、糞や水草など腐敗する物質をできるだけ水槽から取り除きましょう。

そのうえで、バクテリアの住みやすい環境を保つように心がけましょう。

 

また、飼育水のアンモニア濃度をチェックする試薬も有りますので、不安な方は定期的にチェックするのも良いかと思います。

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まとめ

メダカがくるくると回転するように泳いだり、泳ぎにふらつきが見られたり、いつもと違う泳ぎを見たことは有りませんか?

このような場合は、メダカのアンモニア中毒を疑う必要があります。

メダカのアンモニア中毒の症状と原因、対策、治療方法、そして予防の重要性について書きました。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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