餌のやりすぎがメダカを死なせる一因に!(初心者向け)
私の周辺だけでしょうか?
メダカを差し上げたお宅で、気がつけば「あんなにたくさんいたメダカが半滅!」なんてことが起きるのです。
差し上げた当日とか、翌日に死亡するわけではないので、水合わせが原因ではなさそうなのですが・・・?
・メダカの主な死因 ・餌のやりすぎがメダカを死なせる ・餌やりの頻度と量、タイミングについて
この記事は、次の事について書いています。
メダカの死因はいくつか有るのですが、かわいがり過ぎて死なせてしまってはかわいそうです。
もくじ
メダカが死ぬ主な原因
まず、メダカが死んでしまう主な原因からみてみましょう。
1,餓死:メダカの正しい飼育方法は控えめの給餌ですが、稚魚の場合は餓死が多いです。稚魚の餓死はグリーンウォーターで免れることができます。成魚は痩せ細りの個体が出現したら餌を増やしてください。
2,水温の上昇:夏の屋外飼育で要注意の項目です。水温が35℃でも死ぬことは有りませんが、長期間続くと消耗します。40℃近くに上昇すると危険です。日光を遮ったり水面に風を送って水温を下げます。さし水もOKです。
3,酸素の欠乏:飼育水の量が少ないと酸欠になります。メダカが水面から鼻や口を出して泳いでいたり、呼吸が激しかったりします。早急には水の中に空気を送り込み、水槽の中のメダカの量を減らします。
4,病気になる:尾腐れ病、松かさ病、白点病、水カビ病、エラ病、赤斑病、腹水病、過抱卵、アンモニア中毒、転覆病などがります。塩水浴やメチレンブルーの薬浴などで対処します。メダカを塩浴させる意義もご覧ください。
5,餌のやりすぎ(あげすぎ):初心者の方の死因のトップだと思います。メダカが夢中で餌を食べる様子が愛らしく、ついつい餌のやりすぎてしまいます。消化不良や水質悪化でメダカが死んでしまいます。詳しくは下記で述べます。
餌のやりすぎは水質を急激に悪化させる
メダカをもらってくれる人の多くは、既に金魚や他の水生生物を飼っている人達が多く、既にメダカを飼っている人もいます。
したがって、比較的魚の飼育には慣れている人たちなのです。
そんな人たちに差し上げたメダカが半月たち、1ヶ月が経過すると、メダカの数が半滅しているのです。
原因を探ってみると、ほとんどが餌のやりすぎでした。
新しいメダカが手に入ると「かわいい!」と言って餌をやります。
外出から帰ってきた他の家族も「可愛い」と餌をやっているのです。
もちろん、過食による死亡ではありません。
多少は消化器官内での餌詰まりや、糞詰まりもいるかも知れません。
しかし十数匹、数十匹もが過食で死ぬわけがないのです。
餌のやりすぎでメダカの排泄物や食べ残した餌などが原因でアンモニア濃度が上がり、弱い個体から順番に落ちていくのです。
水質悪化は水換えで対応
水質悪化には水換えで対応しましょう!
既に弱っている個体もいると思いますので、新しい水と従来の飼育水の温度を調整します。
そのうえで、全体の1/3~半分を新しい水に変えてやります。
これをやっても、アンモニア濃度は2/3~1/2程度ですから、できれば次の日も水換えを行います!
また、メダカの飼育水を浄化してくれるバクテリアが住み着く赤玉土や、水質浄化土を水槽の底に敷きつめるのも良いと思います。
水質悪化を防ぐメダカの餌やりの頻度と量、タイミングについて
メダカの餌やりの頻度や量は時期と飼育環境によって違います。
夏場のメダカの給餌時間と頻度、量、タイミング
メダカの飼育に最もに適している水温は25℃~28℃くらいまでです。
この時期の給餌は2~3回です。
給餌の量は2分くらいで食べ終える量にしましょう。
タイミングは餌を食べ終えた後の水温が一定または上昇する時間帯。
そして、急に水温が下がってメダカが消化不良を起こさないタイミングです。
夏の屋外飼育なら朝日が昇って2~3時間後、(お昼時)、夕方は日の沈む1-2時間前でしょうか。
春と秋のメダカの給餌時間と頻度、量、タイミング
春や秋の給餌(水温15℃~25℃)は2回。(1回でもOK)
量は2分くらいで食べ終える量。
タイミングは夏場と同じくメダカの活性が水温の低下で下がらない時間帯。
秋は水温の変動が比較的激しい時期なので、餌を食べる様子に気を付けて量とタイミングを見計らいます。
冬場のメダカの給餌時間と頻度、量、タイミング
屋外飼育で水温が10℃以下になったら餌を与えない方が無難です。
屋外で越冬する冬場は給餌は止めます。
越冬前に飼育水をグリーンウォーター化しておくと安心です。
まとめ
餌のやりすぎは水質を悪化させ、メダカを死なせる一因になります。
餌は、1回の給餌が2~3分で食べきる量に抑えます。
夏場は水が腐りやすいので、糞や食べ残しの餌の掃除やこまめな水換えで対応しましょう!
赤玉土や、水質浄化土でも対応できます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。 メダ活じいさん