あなたの日々のコミュニケーションに役立つ話のネタをお届けします

コロナウイルスのクラスター感染と飛鳥圭介さんの特車論法の共通項

2020/03/12
 
画像がありません
この記事を書いている人 - WRITER -

新型コロナウイルスクラスター感染症に対して基本方針を打ち出した政府でしたが、その内容は非常にあいまいで専門家さえ説明に困るお粗末なものでした。

 

そのため、私たち市井の民はどのように対応するべきなのか非常な混乱を招く結果になりました。

 

この事態を受けて、政府は人が集まるイベントの自粛を要請する異例の事態となりました。

 

今回は、コロナウイルス感染の基本方針にもあった「クラスター」について詳しく見てみましょう。

 

今に始まった訳ではない、政府のあいまい表現

日本国政府は大切な事柄をわざとぼかして曖昧な表現をすることが得てである。

 

市井の民が、国政に詳しくないほうが何かとやりやすいと為政者や役人は思っている節がある。

 

政府が新型コロナウイルス感染に対して「クラスター」という表現を使った時、私はおかしな違和感を感じました。

 

集団感染とかグループ感染と表現すれば誰にもわかります。余計な説明も不必要です。

 

案の定、テレビで政府の「クラスター」発言を解説する専門家(お医者様)は非常に苦労をしてみえました。

 

専門家がボードを使って屋形船で感染した小さなグループを例にして「クラスター」と説明しているのです。

スポンサーリンク

 

なぜ、集団と言わずに小グループを例にして「クラスター」と説明したのか?

 

政府は「集団感染」という「大規模感染」をイメージする言葉を嫌って、小規模感染グループを印象づけるために、わざわざ「クラスター」という言葉を用いたと思われるのです。

 

公共の電波を使って、あまり聞きなれない「クラスター」という言葉を、わざわざ専門家に説明させて、小さな範囲でしか感染していないグループだというイメージを植え付けたかったのです。

 

 

話は変わって、私が毎日曜日に楽しみにしている新聞紙面に飛鳥圭介さんの「おじさん図鑑」というエッセイがあります。

 

昨日の飛鳥圭介さんの「おじさん図鑑」には、日本国政府が得意とする曖昧表現について「『特車』論法」と題して面白おかしく書いておられたので原文のまま掲載します。

飛鳥圭介さんの「特車」論法(おじさん図鑑より)

「特車」論法

 

戦後間もなく、国産戦車のことを「特車」と言い換えて国会でモメた。

「戦う車」を「特別な車」として問題をそらしたのだ。

今では「戦車」は堂々とばく進している。

戦時中は全滅を玉砕、敗退を転進と言い換えたそうだ。

こういう論法が今でもある。

 

つまり何か大事なことをぼかしたい時、ウソとまでは言えないが、コトをごまかしたり隠したいときに為政者や役人によってよく使われる。

最近では「総合リゾート (IR) 法」がその最たるものだ。

 

日本の法律なのに英語の頭文字まで混ぜ込んで、事の本質を表さないように工夫している。

わしらは「賭博法」ときちんと呼ぼうではないか。

ばくちは人々を決して幸福にしない。

真っ当に生きる人間の「道徳」としても間違っている。

今の文部科学大臣が賭博法の推進者だったのは悪い冗談か、それとも悪夢なのか。

 

「特車」論法はまだまだあるぞ。

「防衛装備品」って何のことかおわかりか。

「武器・兵器」の言い換えだそうだ。

 

さらに武器の売買を「防衛装備移転」とも言っている。

「売買」を「移転」だなんて怪しすぎる。

ほんと、今の世の中、油断はできない。

2020年中日新聞サンデー版より

いかがですか?

 

短かくて、巧妙な文体の中に市井の民の思いがズバリと表現されていますね。

 

いったい、為政者やお役人は何を恐れているのでしょうか?

 

ちなみに「集団感染」は「Group infection」と表します。

 

たしかにクラスター(Cluster)にも「集団」という意味が有りますが、「集団感染(Group infection)」をわざわざ、「クラスター感染(Cluster infection)」という小難しい和製英語に変える必要は全くないと思います。

 

クラスターが小グループ感染を表すなら「中・大感染」に変わった時、何と表現するつもりでしょう?

 

日本には小集団(感染)・中集団(感染)・大集団(感染)という美しい言葉が有るのに・・・。

コロナウイルスのクラスター感染と飛鳥圭介さんの特車論法の共通項のまとめ

日本国政府は大切な事柄をわざとぼかして曖昧な表現をすることが得てである。

 

今回、新型コロナウイルス対して基本方針を打ち出した政府でしたが、その内容は非常にあいまいで専門家さえ「クラスター」の説明に困るお粗末なものでした。

 

昨日の新聞の飛鳥圭介さんの「おじさん図鑑」に、政府の事の本質を表さない曖昧な表現を面白おかしく指摘したエッセイが載っていたので原文のまま掲載します。 マサミ

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 紳士と淑女の話のネタBlog , 2020 All Rights Reserved.